エジプトツアーの定番訪問場所の1つに、カイロのエジプト考古学博物館が挙げられます。ツタンカーメンの黄金マスクが展示されているところです。
行ったことがある方はご存知の通り、カイロ考古学博物館はまるで COSTCO。棚に雑然と置かれた展示物に多少の不安を覚えつつ、それでも身近に見られる古代のアーキテクチャに心躍ります。観光ツアーだと2時間程度の滞在ですが、そんな短時間では当然すべてを見て歩くのは無理で、大抵はミイラ室とツタンカーメン室を中心に見てツアーに戻ることが多いかと思います。
2011年にはアラブの春の余波を受け、略奪事件にハラハラしたことも記憶に新しいです。
※公式ページはアクセス不可orz
博物館といえば小規模ながらも照明と陳列が美しいルクソール博物館も訪れるべき博物館として押さえておきたいところです。
そして、いまさらですが、ここにもう1つ大規模な博物館が加わります。
Grand Egyptian Museum(GEM、大エジプト博物館 )です。
いちおう公式ページは以下らしいのですが、2016年以降更新されていませんw
博物館のロゴも、各方面から文句が出ているみたいですが、いちおう決まっています。
2002 年に計画が始まった GEM は、途中”アラブの春”をはさみながらもなんとか計画は生き永らえ、オープンは 2019 年 Q1(1月から3月の間)とされています。ただ、全面オープンではなく、あくまで partial とのこと。
Facebook の GEM アカウントには、定期的に遺品搬送に関するニュースや修復に関するニュースが投稿されており、新しい投稿があるたびにワクワクが抑えられないでいます。
https://www.facebook.com/gem.egy/
2020年にはすべてのツタンカーメンの遺品のGEM移転を完了させるとのことで、全面的なオープンは2020年になるだろうと思われます。
こうした動きに伴い、エジプトのビジビリティを高めようという動きも活発化しています。こちらも2020年に向けて観光客の誘致を積極的に行うとのこと。
その一環として、e-visa の提供も始まりました。公式ページは以下です。ここ数日ページにアクセスできない状態が続いていましたが、どうやらサイトのリニューアルと行っていたようで、気が付けばきれいなサイトに置き換わっていました。
費用は従来通り、個人の短期滞在ビザが25ドルです。
Google等で検索すると、業者サイトも同時にヒットします。業者にお願いすると追加25ドル程度、計50ドル以上となるので、公式サイトの利用をお勧めします。
あの、シールでできた独特の Visa がお好きであれば、アライバルビザも健在です。
それにしても。。。GEMのオープン日時が決まってくれないと旅のスケジュールが立てられない。。。。がんばれエジプト!