メキシコの全行程については以下にまとめてあります。
私は今回、ユカタン半島にある代表的な遺跡、チチェンイツァ遺跡とウシュマル遺跡の拠点としてメリダに滞在しました。
「メリダ」って意識して訪問する人があまり多くないようですし、より有名なカンペチェやカンクンに滞在したいというのは当然ですよね。
参考までに、以下の図はユカタンの超有名どころをつなぐバス路線図です。
有名な、カンペチェ、ウシュマル、チチェンイツァ、カンクンをバスを使って効率的に訪問しようとすると、どうしても間にメリダが入ってきます。
私もこのプランに傾きかけました。ただ、歳のせいで「でかい荷物を持って歩く」ことに耐えられそうにありませんでした。。。はい、根性無しです。。。
(ちなみに、ウシュマルもチチェンイツァも荷物預り所があるので、でかい荷物があってもなんとかなります)
そこで、遺跡訪問を最優先にし、カンペチェとカンクンをプランから外して以下のようにメリダ拠点としました。
Merida Day1 メキシコシティ観光(歴史地区、テオティワカン)
↓ 22:00 MEX ー(AM 848)ー 23:35 Merida
メリダ(深夜チェックイン)
Merida Day2 メリダ散策、洗濯、バスチケット予約等
Merida Day3 メリダ →(ADO)→ チチェンイツァ → (Oriente)→ メリダ
Merida Day4 メリダ →(SUR)→ウシュマル→(SUR)→ メリダ
Merida Day5 メリダ
↓ 8:54 Merida ー(AM 825)ー 11:00 MEX
メキシコシティ観光(市場など)
結局メリダに4泊したのですが、楽ができて正解でした。
Day2 は体力に余裕があればカンペチェを訪問(メリダからADOバスで片道 2.5 時間)してもよかったのですが、前日が深夜到着ということもあり、体力温存のために休息日としました。
メリダ空港からホテル Kuxtal BnB(Kuxtal Hotel Boutique)までの混乱
メキシコシティからメリダに到着したのが深夜の12時前。疲れ果ててましたが、YUCATAN の文字のモニュメントがテンションを高めてくれますw
空港からホテルまでは Uber を使うことも可能ですが、深夜ということもあり配車に時間がかかるのも嫌だったので、空港タクシーを使うことに。
ADOバスのカウンターで中心街までのタクシーチケットを購入。230ペソ。日本円にして1500円程度。早く寝たい思いから何も考えずに購入しました。
このチケットをターミナル前のスタッフに渡し、行先を告げて出発。
ただ、ここで私は大失敗を犯していました。
Booking.com に表示されているホテル名 Kuxtal Hotel Boutique(Google Map上では Kuxtal BnB と表記されている)で検索すれば問題なかったんだけど、つい「Hotel Boutique(単にブティックホテルという意味)」で検索してしまったため、目的地から2km以上離れた別のホテルがトップヒットしてしまう。
女性のドライバーさんはとてもスムーズな運転で、何の瑕疵もありません。言った通りの場所に連れて行ってくれたし、Tip も要求しないし、完ぺきなお仕事でした。
しかし、いざホテルに入ってチェックインしようとすると、深夜だというのに気のよさそうなおばちゃんが「何泊する?」と笑顔で聞いてくる。
「え?既に予約してあるんだけど。。。」と英語で言っても通じないので、翻訳アプリを使って説明し、スマフォで予約書をみせたところ、スペイン語で「あら、これ別のホテルよww(と言ったんだと思うww)」とのこと。
しかたないわねぇ。。。といった感じで、「ちょっとまってタクシー呼ぶから」といって UBER を呼んでくれる。超優しいんですけど。。。(泣)
15分ほどして Uber 到着。おばちゃんに手間賃代わりに 20ペソを渡して(最初は受け取らなかった)Uber に乗り込む。おばちゃんからは150ペソ位かもと言われていたので、到着時にドライバー(若い学生っぽいお兄さん)に150ペソを手渡すと、50ペソを返される。どうやら乗車料金が 70 ペソ位だったらしい。なんて正直な人なんだと、ここでもメリダの人への好感度爆上がり。
やっと目的のホテルに到着したと喜んだのもつかの間、ここからさらなる試練がwww
深夜到着なので既にレセプションがクローズしているどころか入口も施錠されている。ただ、このことは事前にチャットのやり取りで知っていました。先方からは丁寧に、以下のようにどのようにして開錠し、部屋までたどり着くのかが写真付きで送られてきています。
どうやら、(この時の私の理解では)入口は暗証番号で開くようで、書かれている通りのコードを入力すると「カチャ」と音はするものの扉が空かない。。。
何度も繰り返すがどうしてもだめ。。。。
既に深夜1時を過ぎている。雨も降ってきていて絶望的な気持ち。
泣く泣く、「助けてーあかないよー」とチャットで連絡してみると、運よく起きていてくれたようで応答が。
そのやり取りの一部が以下の通り。英語が通じて超助かる。。。
扉の横には確かに暗証番号を入力するパネルがあるし、コードを入力するとランプがグリーンに変わる。。。でも扉はあかない。。。
いやまてよ。。「Inside that box」??「Open from the Top」?どういうこと?
あ、もしや!
なんと「暗唱番号のパネル」だと思っていたものは、それ自身がキーボックスになっていて、コードを入力すると上から下に「パカッ」と開くようになっていた!
中には、扉のキーと私の部屋のカードキーが!
開いた!開いたよ!
時刻は既に1:30。読解力が無い私のために、スタッフをこんなことに付き合わせてしまった。。。
しかも泣かせることに、「I'm here to help you」ときた(泣)。
みんな優しすぎて、もう完全にメリダに心を持っていかれました。
メリダのホテル Kuxtal BnB は素晴らしかった
スタッフのすばらしさについては既にご紹介した通りですが、ホテル自体もとても素晴らしかったです。
Kuxtal Hotel Boutique(メリダ)– 2023年 最新料金 (booking.com)
料金は1泊 10000 円弱と決して安くはありませんが、とても落ち着けて清潔で素敵なホテルです。
何より ADO バスターミナル(TAME)まで徒歩11分という好立地。しかも賑やかな繁華街から2ブロックほど離れているため、とても静かです。
レセプションはカフェにもなっていて、いつでもコーヒーやサンドイッチを購入できます。
レセプションを通り過ぎると、プールがあり、階段を上ると私の部屋があります。
部屋は広くてセミダブルベッドが2台。
冷蔵庫には無料のドリンク(コロナビールもあった)、Welcomeクッキーも用意されている。何も食べていなかったのでとても助かった~。
コーヒーも用意されています。レセプションには自由に部屋に持ち帰れる追加のコーヒーも用意されていました。ナッツも気がきいてる。
内装もおしゃれ。
バスルームも快適。
ホテルの斜め前には雑貨屋があり、ここで軽食を購入することもできます。私は連日この店でチキンウィングをテイクアウトしていました(イートインも可能)。
ホテルから2ブロック西に歩くと、サンティアゴ公園に面して歴史的なカトリック教会があり、その前にAki Express というスーパーがあります。ここで日用品だけでなく食料品を調達できます。酒もここで買えます。メキシコと言えばテキーラですが、土産物用の高いテキーラではなく、地元の人が飲むような庶民的なテキーラを購入できます。私はお店の人に「これなら間違いない」と安いテキーラをレコメンドしてもらいました。
メリダの街並み
世界遺産にもなっており、カラフルなコロニアル様式で有名なカンペチェにはとても魅力を感じていましたが、メリダの街並みもなかなかに歴史的風情がたっぷりで良かったです。
以下は、Plaza Grande という公園、その後ろにそびえたつのはメリダ・カテドラルです。
この公園に MERIDA のロゴモニュメントがたってます。映えポイントなので、人が途切れることが無く、なくなく知らないおねぇ様も一緒に。。。。
Plaza Grande は季節柄クリスマス装飾がされており、夜になるとこんな感じで明るくて賑やかです。ちなみにサンタクロースは”本物”ですw 次々と子供がやってきて、なにやらプレゼントの相談をしていました。
以下の写真の後ろにそびえたつのはメリダ市庁舎。
メリダ市庁舎の昼の写真はこんな感じ。とても立派で美しい。
他にも、Plaza Grande から歩いて10分ほどのところにあるサンファン公園に隣接する Saint John Baptist 教会も美しいです。
以下は Arco de San Juan。メリダの町の入り口を示す目印になっています。
と、こんな歴史的な建造物や、古いけどカラフルな家が並んだ景色を堪能することができます。
カンペチェに行く時間が無い方は是非メリダを堪能してください。
”観光客目当ての”おしゃれなカフェまでは望めませんが、メリダでも十分こうした歴史的風景とパステルカラーの街並みを堪能することができます。
あと、個人的なお気に入りはPlaza Grande と サンファン公園の間にある AXEL というアクセサリー店。
以下はショーウィンドウから撮った写真ですが、これ全部サンタ・ムエルテです。骸骨の姿をしたマリア像。鎌を持っていたり剣を持っていたりと、日本じゃめったにお目にかかれないフィギュアが大量にならんでいます。珍しいのでつい数体買ってしまいました。大きさによりますが、1体50ペソもしなかったかと思います。
てな感じで、チチェンイツァ と ウシュマルの拠点として滞在したメリダでしたが、とても歴史的な街並みで散策していて飽きなかったです。
お勧めです。